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ケアプラザ-労災被災者のための介護施設

ケアプラザとは

ケアプラザとは、労災によって重度の障害を負い、在宅での介護が困難な労災被災者に介護サービスを提供する施設(労災特別介護施設)です。

国が次の全国8か所に設置し、一般財団法人労災サポートセンターという団体にその運営を委託しています。

入所できる要件

ケアプラザに入所するには、労災年金を受給している方で、原則として、次の要件を満たす必要があります。

  1. 傷病等級または障害等級が1級から3級に認定されている
  2. 居宅での介護が困難

介護サービス

労災被災者のための施設ですから、ケアプラザでは、脊髄損傷などの労災特有の障害の特性に対応した介護がおこなわれています。

食事、入浴などの日常生活について介護が受けられるほか、施設内でリハビリをおこなうこともできます。労災病院を受診する場合には送迎バスもあるなど、手厚い介護サービスを受けることができます。

他方、施設での生活は基本的に自由で、入居者は、他の入居者と共にクラブ活動を楽しんだり、車椅子等を使って移動ができる場合には施設の外を散策したりすることも可能です。また、短期滞在や日帰りなどのショートステイサービスも実施されているようです。

ケアプラザのパンフレットはこちら

実際にケアプラザを見て

私も、労災事件の依頼者の方と打合せをするため、「ケアプラザ」に何度も足を運んだことがありますが、広くてきれいで落ち着きのある施設です。自室(個室)にはテレビなどの機器を持ち込むことも可能です。

もちろん、一番良いのは住み慣れた自宅で暮らせることでしょうが、重度の障害を負ってしまった場合、自宅の改修が必要になったり、ご家族の負担がとても大きくなってしまったり、中々難しい現実があります。

そのようなとき、一つの選択肢として考えられる施設ではないかと思います。

弁護士 四方久寛(大阪弁護士会所属)